40歳!私が雇われ経営者を辞めようと決意した日の話

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プロフィール

2017年。ある冬の朝、
私は雇われ経営者をやめようと決意した。

 

朝6時くらいだっただろうか、
ドスンという音が部屋中に響きわたり、
私は、夢の中から目覚めた。

 

暗闇の中、耳を澄ましていると、
妻が戻ってきた気配だけは感じとることはできた。
しかし、何があったかまでは分からない。

 

「ごめん、足に力が入らない。」

 

妻は、元気のない声で私に訴えた。
寝ぼけていたせいもあり、私は、
大変な状況だという認識がなかった。

 

無理しなくていいから、
横になってゆっくり休んでと声をかけ、
私は起き上がった。

 

時計の針は6時半を指していた。

 

子供たちを学校に送りださないといけないので、
私は用意をすることにした。

 

台所でお湯を沸かそうとした時、
あることに気がついた。

 

その日は、小学生になる娘が遠足だった。
しかもお弁当が必要だ。とにかく慌てた。

 

料理もろくにできないのに、お弁当なんてできる気がしない。

しかし、あと30分で娘を送りださないといけない。

 

コンビニまで走り何かを買い、
お弁当箱に詰めようとも思ったが、外は大雨。

 

しかたなく、私は人生で初めての弁当作りを開始した。

こちらが人生で初めて作った娘へのお弁当です。

↓↓↓↓↓

しかし、本当に大変なことは、弁当作りではなく、
子供の遠足にお弁当が必要なことを分かっていた妻が、
立ち上がることができていない状況こそが深刻だった。

 

妻は仕事を休み、食事以外の時間はずっと寝ていた。
おそらく丸3日は寝ていたと思う。

 

私は仕事も休めず、1日14時間労働を経て家に戻り、
家事をこなし不安を抱えながら、この先のことを考えた。

 

そんな日が数日続いたのち、突然、夜中に
妻が救急車を呼んで欲しいと言いだした。

 

言われるがまま、救急車を呼び病院に運んでもらったが、
私は翌日も仕事、店をオープンさせないといけないので、
遅刻もできない。子供達を学校にも送りださないといけない。

 

そんなちっぽけな理由から、私は病院から、
今日中にどうしても戻らないといけないと思ってしまった。

 

しかし、救急車を追いかけながら、私は後悔した。

 

もし救急車の中で妻の病状が悪化し、
二度と会話ができない状態になっていたらどうしよう。
そんなことを考えると救急車に乗り込まなかった自分を責めた。

 

診断の結果、入院する必要はなかった。
2人で自宅に戻ることができた。

しかし、この出来事は、私の人生に対する考え方を180度変化させた。

 

今までの自分の行動や発言など、
反省することばかりだった。

 

なぜあんなことを言ってしまったのか?

なぜ怒ってしまったのか?

妻が倒れた原因は、全部自分では無いだろうか?

 

そんな思いばかりだった。

 

私と妻は高校1年で出会い、10年の交際を経て結婚した。

すでに、人生の3分の2は一緒にいるのに妻が倒れた時、
何もしてあげることができない自分がいた。

 

このままでいいのだろうか?
と私は悩み考えた。

休日や自由な時間が少なくても、
稼ぎがあればいいと勝手に考えていた。

 

しかし、自分はそれでいいかもしれないが、
誰かにしわ寄せがやってくることを理解していなかった。

 

皮肉にも妻が倒れ、初めて私の考えは変わった。子供を怒ることもなくなった。

もし人生最後の日だったら、
怒る自分で終わりたくない。

怒るために経営者になったわけでもない、
怒ることをやめた。

 

そして、定年まで頑張って働き、
老後からの自由な時間を過ごす日々を、
目標にすることもやめた。

 

あと20年しかない!と焦ることもやめた。

老後を自由に過ごせる保証なんて、
ひとつもないことを体験したからだ。

 

人生で1番輝かしい時間、子供が10歳までの間、
その時間を仕事に拘束されて過ごす日々でいいのだろうか。

 

雇われているということは、自由な時間、
60歳までの人生を捧げることになる。

雇われているから、当然自由はない。

 

あなたにも老後はやってくるだろう。
しかし、体が健康で動ける時期はあっという間に過ぎる。

だから、大切な人が元気な60歳までの時間を、後悔なく楽しむために、

 

私は、雇われ経営者を辞めることを決意した。

 

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コメント

  1. カティー より:

    奥様がご無事で本当に良かったです。「もし人生の最後の日だったら怒る自分で終わりたくは無い」胸に響きました。
    自分や大切な人が明日も元気な保証はない、私も1日1日を大切に生きていきたいです。

    1. みんな島 より:

      そうなんです。怒るのやめました。と言いたかったんですが、
      先日の違反の件で、警察に怒りを覚え怒ってしまい反省中です(笑)

      今日も1日怒らず楽しみます。

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